内閣府認証NPO法人 Green Help Japan (GHJ)

宝塚歌劇から想像出来る世界 [25]

2010年7月9日

NPO法人グリーンヘルプジャパン

代表理事 近藤和子

 

雪組
主演・・・水 夏希、愛原実花
ミュージカル
『ロジェ』 作・演出/正塚晴彦

 

[解 説]抜粋


国際的な捜査機関に所属するロジェとヒロインは、事件に巻き込まれて大切な人を失った心の痛みを持つ。寡黙で冷徹なまでに捜査を進めるロジェ。この公演 で宝塚歌劇団を退団する雪組トップスター・水夏希さんの男役生活18年間の集大成を飾るに相応しい、正塚晴彦氏による、哀愁漂うオリジナル作品。

 

ショー
『ロック・オン!』作・演出/三木章雄


[解 説]抜粋

〝Rock on!〟―気持ちを込めて観客の心を揺さぶり続けたいというメッセージを込めたショー作品。これまで舞台から観客の心を揺さぶり続けてきた水夏希さんが、最後のステージでも全力を尽くして取り組む姿そのものが、作品のテーマでもある。

 

水夏希さんが〝Lock on〟(絶えず追い続ける)していた夢、宝塚歌劇でしか実現しない夢の世界を、シャープにまたゴージャスにお届けします。

 

○想像できる世界

 

私の宝塚歌劇との縁の始まりは水夏希さんを応援することからでした。

 

その後宝塚歌劇が目指している世界を知り、奥の深さに感動し、当時、90年以上続いていた宝塚歌劇の存在の大切さを知り、何かのお手伝いが出来ないかと 考えるようになり、私が代表をしている内閣府認証NPO法人グリーンヘルプジャパンにその意思を紹介し、了承を得て「宝塚歌劇100年を支援する会」を、 設立して今日まで来ました。今年で宝塚歌劇は96年になりました。

 

この支援は、特定非営利活動第4号の学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動に該当しております。地味な活動ですが、100年までは続けたいと思っております。

 

毎回退団公演は、格別な思いが込み上げてきますが、今回の、水夏希さんには今までの人以上にいろいろな思いがあります。ファンの会でしたら、これで私達 の活動も終わりになりますが、私達は、支援を続けていく……という現実には多少複雑な思いもありますが、各組を応援させておりますので、次々と決まってい る公演を考えますと立ち止まっておれないのが現状です。小さな活動ですが、長年続けておりますといろいろな事が見えてきて、感情も豊かになります。

 

今回の作品は、解説の通りなのですが何回か観劇していますと、人の内面に存在する忘れていた負の思いなどを引き出し、解放させてくれるような気がします。

 

公演後、気持ちが軽くなると言う声も聞こえます。退団公演でいつも思うのですが、トップスターの宝塚生活の心の整理をしているような気もします。

 

そして今回は、5月1日に他界された、元理事長の、小林公平氏を偲ぶ追悼的な部分も感じます。40年間も関わられた人の冥福を祈りながら、18年間宝塚 で活躍された人の将来の幸福を願いながら、自分の内面を模索しながら……そして新生雪組の誕生を期待しながら……観劇していますが、何時も思いは大きく膨 らみ、宝塚歌劇よ、永久に! と思います。

 

この公演で最後かと思いますと、どんな小さなことでも見逃すまいと思う心が湧いてきますが、毎回新しい発見があるのも、新鮮で、豊かになれます。

 

〝Lock on〟(絶えず追い続ける)していた夢、宝塚歌劇でしか実現しない夢の世界を全力を尽くして取り組む姿は、人生を賭けて生きた人の光を感じます。 良いこ とばかりではなかった18年という年月を乗り越えて完成したこの公演で漂う氣に、人生の縮図を感じました。