内閣府認証NPO法人 Green Help Japan (GHJ)

宝塚歌劇から想像出来る世界 [4]

2007年10月12日

NPO法人グリーンヘルプジャパン

代表理事 近藤和子

 

今年のはじめからの月・花・星・雪・宙組の公演のテーマを精神世界の表現である「地・水・火・風・空」と勝手に決めて観劇してきたことは今まで何回も書いていますので、ご理解いただいていると思います。

 

今回は最後の「空」のテーマを想像しながら観劇した宙組の公演について書きたいと思います。

 

この公演は、宙組の主演男役の大和悠河さんと娘役の陽月華さんのお披露目公演ということもあり、楽しみにしていました。演目は、

 

○ミュージカル・ロマン
『バレンシアの熱い花』作・演出/柴田 侑宏・演出/中村暁

 

○コズミック・フェスティバル
『宙 FANTASISTA!!』作・演出/藤井大介。物語の方は再演で復讐的な内容が強いものでしたが、形式・権力・権威という社会から民意を基本とし た社会への移行であり、今の日本の社会が進もうとしている方向と重ねて観ているとなんとなく思いが深くなるのを感じました。

 

手紙と言う動かぬ証拠が出た事をキッカケに進められていくストーリーは、政治家の不正が表目に出てきている、今の日本社会の中で起きていることと、共通するものも感じました。

 

新しい時代は、心清らかな人たちがリード出来る時が来ることを示唆しているようなところもあり、新鮮な気持ちが生まれ、未来に生きるパワーもいただけたような気がしました。

 

何よりも、感動しましたのは、大和悠河さんの主演男役としての自覚でした。

 

私達の団体での考え方は、今の宝塚歌劇の中では一番若いトップなので、時間をかけて成長されることを期待しておりました。観客数においても、前の公演の雪組のエリザベートに比べれば、満足出来るものではありませんでした。

 

基本的には雪組の水夏希さんを支援していますが、宝塚歌劇100年を支えるということも、目的の一つにしています関係から、全組のチケットのお世話もさ せていただいています関係から、どの組も観劇の応援をしています。心情的には成功している組より、いまいちという方に頑張れ!と言いたくなります。若いと いうこともあり、大和悠河さんには心配と期待の感情を抱いていました。

 

しかし、そんな心配どころか、観客の多少に関係なく、宙組一丸となり、姿勢を崩すことなく日々成長していかれる姿を見たとき、涙しました。感動した観客 は多く、観劇回数も増えて行ったのでした。『宙 FANTASISTA!!』は私の想像どおり、ビックバンという宇宙の誕生から始まり破壊から再生までの ストーリーの中で歌う全員のコーラスの言葉の重さにも感動しながら、よくもこんな脚本が書けたとまたまた感動し、新しい時代の到来を実感出来るような気が しました。

 

最初は、お世話して上げるという思いが強いNPO支援活動でしたが、最近は逆で観劇を通じていろいろな感情を再生でき、お世話して頂いているような気さえしてくるこの頃です。宝塚歌劇の支援活動は私達の心を豊かにしております。