内閣府認証NPO法人 Green Help Japan (GHJ)

宝塚歌劇から想像出来る世界 [20]

2010年1月15日

NPO法人グリーヘルプジャパン

代表理事 近藤和子

 

NPO法人グリーンヘルプジャパンが宝塚歌劇を支援することを決めてから早いもので、今年で6年になります。

 

設立当時、よく分からないまま本来の活動目的である環境・健康・美容・農業・育児・教育の負荷要素を科学技術と共に良くするに加えて、国が定めたNPO 活動に学術・芸術・スポーツの振興を図る支援という項目があります。身近なことからできる事を、と思い宝塚歌劇100年を支援することに決めたのでした。

 

何故、宝塚歌劇にしたのかと言いますと音楽学校が活動母体であり「清く・正しく・美しく」という理念があり、わが国も「人と自然にやさしい」が国の精神の基本であることを決めており、共通なものを感じました。

 

このような考えから始めた支援でしたが、今、現在どれだけの支援が出来ているかということは、別として、年毎に、宝塚歌劇で公演されるミュージカルのメッセージ性の奥の深さを感じて来ており驚く事が多々あります。

 

また、関心するのは演じる生徒さん達みんながその作品の意味を理解しているかどうかは別ですが、1ヶ月の公演中には、真髄に迫る完成が出来ていく事で す。どの組が特別と言うことなく各組の役割に応じて、それぞれのテーマがあり、5組全部が何処かで関連しているように思っています。又全国ツアーの作品に も確かなメッセージを感じており、宝塚歌劇の目指す世界の大きさに何時も勉強させられます。

 

2~3年前の作品までは想像する世界が多かったようですが、昨年から作品のメッセージ性がはっきりと現実味を帯びてきたような気がしております。

 

平成の維新と言われる現在、時代は確実に変化しておりますが、その激動の社会を生きるための羅針盤を想像させるような作品が続いております。

 

今回、星組が1月1日~2月1日まで宝塚大劇場で公演している作品

 

ミュージカル
『ハプスブルクの宝剣-魂に宿る光』
藤本ひとみ作「ハプスブルクの宝剣」(文藝 春秋刊)より
脚本・演出/植田景子


に関しては、考えさせられる事が多くあります。以前にある人から教えてもらった内容に、ユダヤ人は、かつて昔、日本から出た民であると。そして、今、帰っ て来るときが来たという。信じがたい話だと思い、その後、ユダヤ人の事を辞書で調べてみると、はっきりと日系ユダヤと書かれておりビックリしたのを思い出 します。今回の作品や舞台装置から、ユダヤ人が帰り着く楽園とは、日本のことなのかも知れないということを連想してしまいます。

 

神話では、新しい時代が始まる時、豊雲野大神という女性神が現れると言われています。今回の舞台装置上の雲の動きや娘役の人の初々しい歌声などや最後の 背景の美しい雲を観ていますと思いが重なり、待ちに待った新しい時代の到来を体感出来た様な気分になります。こんな事を思いながら、聞く、トップの柚希礼 音さんが歌う歌詞の内容には思わず胸が熱くなります。

 

星組が一丸となって演じる光景からはすばらしいエネルギーが生まれており強くて暖かい連帯感が伝わります。


歌の歌詞の抜粋
 魂に宿る光(希望) 作詞・植田景子
 神は示された 約束の地を
 失われた楽園 我らの故郷を
 うねり狂う荒波超え 焼けつく荒野進み
 帰り着く 希望の丘へ
 暗闇閉ざされて 行く手が見えなくとも
 灰色の雨雲 空に立ち込めようと
 必ず見えてくる その彼方の光 信じて
 灯をともせ 魂のキャンドルに
 光の中に 輝く 希望の灯が
 憎しみ繰り返され大地は血に染まっても
 消えない命は
 花が咲く いつの日も
 自ら探し 自ら信じ 自ら進め
 灯をともせ 魂のキャンドルに
 光の中に 輝く 希望の灯が
 心に秘めた誇りを決して見失うことなく
 今生きよう
 灯をともせ 魂のキャンドルに
 絶えることなく 未来を 照らし出す
 心の奥に 燃える灯火よ
 絶えることなく 未来を 照らし出す
 希望はここに 魂のキャンドルに


このミュージカルを通して体感した事は左脳が記憶した世界を解放させ、新たに生きる勇気と知恵を与えられていると思える事です。気持ちが整理されます。


グラン・ファンタジー
『BOLERO』-ある愛-作・演出/草野旦


では2月4日から始まり毎月の情景の説明があり1月8日で終わる。自然との和合、右脳の感性の世界を解放させられる様な感じを受けております。

 

100年に一度あるかないかの世界恐慌と言われている社会の中で、自らの力を信じ、生き続けておれば、必ず愛に出会えると呼びかける声に勇気が生まれ、未来が開ける気がします。

 

新年から、今年の生きる指針を貰ったような気がします。DVDも出ます。

 

もし機会があればご覧になられると、きっと、感動されることと思います。