内閣府認証NPO法人 Green Help Japan (GHJ)

宝塚歌劇から想像出来る世界 [19]

2009年12月10日

NPO法人グリーンヘルプジャパン

代表理事 近藤和子

 

宝塚歌劇を観劇していますと、宝塚音楽学校を卒業した全員参加型の生徒さんの熱心な演技にいつも感動させられます。

ミュージカルは歌と踊りと台詞で作品を演じていくことは当たり前ですが、宝塚歌劇はそれに華やかな衣装と計算しつくされた照明技術と舞台装置が加わり、実に華やかな美しい世界を体感できます。

 

NPO法人グリーンヘルプジャパンという団体の活動の一つとして取り入れることにした理由の一つには、完成された深い世界を感じたからでした。 支援を 始めて6年が過ぎた今、最初の頃に書いた「想像できる世界」を読み返してみました。今も尚、まったく同じ感覚を持続させている自分を発見しました。劇団は その6年間でいろいろな変化をしているように思います。

 

株主や経営方針は私達が意見を出せる分野ではありませんし、ただ応援する事だけですが何回も観劇していると観客としての役割を感じたり、演じている生徒さん達の心境を感じたり、いろいろな世界が見えて来て、心が動きます。

 

観客の層も、女性中心から、男性や学生さんも増えてきました。

 

癒しという言葉はこうした世界にも浸透してきている様な気がします。最近嬉しい話を聞きました。

 

観劇を親子でするという企画があるという。目的に向って一生懸命頑張っている姿を観て、あと、トーク公演もあるという。

 

長年願っていた私達の活動目的を共有出来る様な話でした。

 

宝塚歌劇で忘れてはいけない事に、時代や歴史からのメッセージが脚本に含まれていることです。

 

飽きることなく今まで支援が続けられたのも、このメッセージを理解する楽しさもありました。

 

まるで、推理するように見つけていく含まれた内容を理解すればするほど、脚本家の思考の深さに驚かされます。

 

一貫した思想の元に作られている作品は多くの人の心と考え方に影響を与えてきている事を確信できます。

 

如何なる時も愛を忘れない思考は生き方を楽にしてくれているような気がしております。最近は衛星放送で自宅で観劇できますので便利です。

 

左記の文は2年前に書いた文の抜粋です。懐かしく読み返しました。皆さんも読んでみて下さい。

 

95年も続いた歌劇を支えた芯のようなものを感じてみて下さい。
『演じている人達のまとまり方も観劇している者の立場からは安心感が加わり、いつの間にか応援したくなる気持ちが生まれ、観客も参加した様な満足感を得るのも宝塚歌劇が持っている世界であるように思います。

 

そして更に、作品を作られた脚本家の先生はこの作品で何を表現し、言い尽くしたいのかと考えてしまう気持ちが育って来るのです。

 

台詞や歌詞の内容にも感動し酔いしれることも多々ありますが、又、こうした世界までを思考しながら観劇していると脚本家や演出家の先生方の思いが通じたような気持ちになるのも宝塚観劇の面白さの世界の一つのように思っております。

 

そして、こんな気持ちを思い巡らせながら観劇していると人それぞれの思いの世界が作られて来ていつの間にか自分の心が豊かになっているのを実感します。

 

ミュージカルは楽団演奏との協調が作品の出来に大きく支配するだけに、観客も知らないうちに音に敏感になり、調和のとれた世界を追えるようになっている 自分を自覚した時には、心の世界である喜怒哀楽の感情の世界をコントロール出来る素地も育っており、気がついた時には、計り知れない豊かさを感じます。

 

色彩に関しても、宝塚歌劇の限りなく美しく、華やかな世界も目を癒し心までを癒してくれるような気がします。

 

今は独自な観劇方法を確立して来ているように思いますが、ここに来るまでの道のり、このように言葉で表現出来なかった頃の私は、何故こんなに長い歴史が あるのかなどを知りたいといろいろ調べた事もありましたが、宝塚歌劇に対して、私の心理の世界までと関わるようになったきっかけがあります。それは、宝塚 歌劇を科学的に分析した内容を聞いた時でした。

 

高音は波長が短く、脳は波長の短い音を聞くと活性するという。

 

女性同士の歌劇は音が高いので脳の活性度が高いことが調査されているということ。可視光線は癒しに通じる事が科学で証明されてきた今の時代、レインボー カラーを基本とした宝塚の色彩センスはこの色の科学を意識しているような気がしております。そんな、こんなで、私の人生と大きな関わりが生まれて来つつあ ります。楽しさの中で学べる世界は今の私にとって、大切なプライベート空間となって来ております。

 

こうした環境の中で育った豊かなエネルギーがNPO活動を通じて正しく社会に還元される事を願いながら、今からも、体が許す限り続けたいと考えているこの頃です。