内閣府認証NPO法人 Green Help Japan (GHJ)

「NPO活動を通じて体験したいろいろな話」 [1]

宝塚歌劇の観劇から学ぶ多くのことは、心や思考のバリアを取り除き、生きる力が湧いてくる、心のUD

2006年11月13日

NPO法人グリーンヘルプジャパン

代表理事 近藤和子

 

内閣府認証NPO法人グリーンヘルプジャパンは独自が定める目的と政府が決めた17項目の活動をしています。

 

今年は環境・健康・美容・農法・育児・教育の負荷要素を良くする運動に加え生ごみを家庭の中で消す運動に力を入れています。UD(ユニバーサルデザイン)・省エネ・環境会計の考え方を取り込みながら進めることが出来るようになり活動に道筋がついたような気がしています。


私達が決めた目標は誰に指示されることなく各自の自覚で進めています、このNPO活動も最初は理解して頂くのに苦労しましたが最近は政府が示す言葉と融合できて来ましたので楽になりました。

 

活動17項目の第4項目にあたる(学術・芸術・文化・スポーツの振興を図る活動)をNPO法人グリーンヘルプジャパンは次のような考え方で動いています。

学 術= BMDシステムが示す科学技術を学ぶこと。
芸 術= 宝塚100年の支援を目的とし、実際の活動は雪組の水夏希さんを支援する会を設立し、各組の観劇のお世話。
スポーツ= 細胞内のミトコンドリアはエネルギーを作っている。この微細な世界の働きも含む。


その活動での事を書きますと

学術=生ごみを家庭の中で消す機械の普及をしています。今までの生ごみ処理機は屋外型でしたが今年は シャープの屋内型の物にBMDシステムの加工処理技術とBMD独自の基材を加えて普及活動をしています。8ヶ月で100㎏近い生ごみを消した例も報告されています。屋外型の時は家庭が対象でしたが今回の屋内型は生ごみが炭酸ガスと水に分解し、炭酸ガスは炭素と酸素に分解する事やひのきの基材を使用している ので部屋の中で森林浴が出来る。プラズマクラスターイオンの作用で電磁波が良くなり部屋の中が気持ちの良い空間となるという、特徴も手伝って生ごみ処理機 というよりも癒し空間の製造機という感もあり、特にワンルームに住んでいる人にも人気がありました。勉強するとき集中出来るという事で1軒で数台購入され る人もいました。生ごみの量は個人差があるので一律にはいきませんが、家庭や部屋に生ごみを置かないという事は腐敗菌を繁殖させない事になり炎症菌の繁殖 を防ぐ事にもつながり、健康生活のサポートになっているという事が大切な点だと考えています。


他の活動にも個々にてんぷら油を捨てないで済む方法、お風呂の湯やカビ、化学物質・農薬・防腐剤に関する事など・・。

 

BMDシステムの微細な科学技術が作り出す不思議で、楽しい世界は今はUD・省エネ・環境会計という考え方に守られて着実に世の中に根を下ろし始めています。

芸術=今年の1月から始めた宝塚歌劇の支援も最初は慣れない事もあり大変でしたがチケットのお世話は4ヶ 月前に予約を入れて皆さんにお送りします。今年はマリーアントワネット生誕250年記念の『ベルサイユのばら』フェルゼンとマリー・アントワネット編とオ スカル編の公演があった事も手伝い2000枚以上のお手伝いをする事が出来ました。地方のNPO会員の方は、観劇の機会がないのでDVDやタカラヅカ・ス カイ・ステージを通じた活動ですが、この7月は雪組の水夏希さんが座長での全国ツアーがあり各地のNPO事務局の方が協力してチケットのお世話や生徒さん への差し入れと会場は会員の交流の場にもなり、連帯感を体感できました。

 

今回は私が宝塚歌劇の支援をさせて頂いて学んだ多くの事について書いてみたいと思います。最初は観劇という単純な気持ちで始めましたが、バスツアーを企画したりしている内にいろいろな交流が生まれています。

 

これはお年寄りの方のグループの話ですが認知症で介護がいる90才のおじいさんの話です。皆と出かける事が楽しく観劇ツアーに参加されました。バスを降り て手を添えて大劇場の入り口まで来たとき、手を振り払い一人ですたすたと歩き、劇場内まで行かれたという。公演中オスカルが出るとオスカルー!と声を出し 大変な喜び方だったそうです。翌日一緒に行った人の事は忘れてもオスカルと宝塚のことは覚えていて、又行きたいと言う意思が出たそうで、周りの方がビック リしておられました。認知症でも感動は伝わっている事が良くわかりました。それ以後も観劇ツアーを続けておられ、今では皆で外出できる唯一の楽しみになっ たと聞いています。

 

観劇を通して感じる様々な感情や感性は多くの人の心を大きく育てているようです。

 

私の場合は、今まで考えた事もな い世界を観劇を通じて体感出来るような気がしています。お仕事で詰まっている時、悲しい事があったとき、宝塚に向かう足が重い事もありますが、お世話をさ せて頂いているという責任感も手伝い観劇を優先するのですが、いろいろな事を思い巡らせながら観劇している内に、いつの間にか公演の内容に溶け込み笑って いる事もありました。

 

公演での生徒さん達の演技も一人ひとりが熱心で、見ていても気持ちよく、毎回感動しながら観劇しています。最近は演目の内 容にも気が回せるようになり、台詞一つにも深い意味がある事を感じ取れたときの感動も又格別なものがあります。60才になって知った観劇生活ですが自分の 生きた人生と照らし合わせながら、脚本家の訴えようとしておられる意味に付いて深く考えるようにもなりました。

 

観劇したものをDVDで見るとき、観たはずなのに記憶していない場面の多い事にも年を感じますが、何度も繰り返しては記憶し、楽しみながら頭の体操もしています。

 

ここで印象に残っている事を思い出してみますと・・・

星組の『ベルサイユのばら』フェルゼンとマリー・アントワネット編では…

今回は以前の宙組の時に比べると煌びやかというより人間の心の動きに重きが置かれているような感じを受けました。

 

宝塚歌劇を支えた『ベルサイユのばら』はいつも少しずつ変化しているという。今回の愛には、いろいろあるという台詞には何故か感動しました。人それぞれ の個性が許されたような気がしました。マリーの最後の断頭台に向かう白羽ゆりさんの演技には胸を打つものを感じました。

雪組の『オスカル編』では・・・

やさしさと美しさが漂っていました。その中で目覚めていく民衆の意識それを支持するオスカルの決意。実在ではない像を通して描いたフランス革命。一貫して いたのは愛される愛の姿でした。与えた愛に対して答える愛、その中でも女性が女性を愛する事を正しい人間の愛と言い切ったところは新しい時代を感じ、愛の 広がりを感じました。

宙組の『ある愛の軌跡』では・・・

お別れ公演と言う事もあり、複雑な思いの中での観劇でした。演目の内容のロシアの支援を受けてスペインが戦ったという事を考えた事がありませんでしたので 新たな知識を身につけながら、和央さんの声に合わせたという歌劇のレベルの高さに感動しました。さよならは決して言わないという台詞に含まれる意味の深さ を感じながら、友情・目覚め・真実の愛・と日常生活の中に見られる身近な感情に観劇をしながら身も心も引きずり込まれていくような気がし現実を忘れるひと 時でしたが深々と頭を下げる和央さんを観る度にお別れの時が近づいているのが感じられて複雑な気持ちでした。

月組の『暁(あかつき)のローマ』では・・・

カエサル(シーザー)の暗殺・ブルータス・アントニウス・カシウス・クレオパトラという登場人物を身近に感じる演目ですが君主制か民主制かという事でした が私がふと思った事ですが、民主主義が進んできた今ただ多数決での民主主義は失敗だという意見もあります。最近は会議という名の下に有知識者による事前の 議論の末採決して決めるという事が常識化しています。

 

カエサルが大きくなったローマには民衆の多数決だけでなく指導者が必要であるという事を言っていますが、私はこうした意味も含まれていたのではないかと・・・。

 

ブルータスが死ぬとき多くの人に愛された。ただ生きて死ぬのではないという歌を歌う。私が死ぬときにこんな気持ちになれるだろうかと考えたとき日々を大 切に生きる事を思い浮かべました。木村信司先生の脚本・演出でしたがスサノオの時のように衣装がシンプルで洗練されたカラーは安らぎを覚えました。

『きらめく宝石の詩』は・・

宝石は地球の中で一番微細な波長を持っている石です。

 

宝石の色は石の中に含まれる水分が分光した色と言われています。舞台が電飾でデザインされておりレインボーカラーの中での光の美しさを堪能させられまし た。新しい時代に向かい、時が動き出すとき、このレビューは人間の本質の宝石の部分にあたる目覚めを求めているような気がして、轟さんの出演という事もあ り、全体に大きさを感じました。笑いもあり楽しい公演でした。

花組『ファントム』は・・・

顔は醜いという事ですが今回のファントムは非常に美しい世界を表現しているような気がしました。人間の遺伝子・血筋の世界に迫っての愛の表現であるような 気がしました。春野さんの美しい声にうっとりとしながら、台詞の内容を理解していると悲しい事もそのように聞こえない自分に不思議なものを感じる。出演し ている生徒さんを一人ひとり見つめていると計算し尽くされている動きに驚く。

 

私は踊る事は出来ないけど、じっと観ていると体が自然に軽くなるのを感じます。地下を生活の場としているファントムを通して、開放されない心の世界や認められない階層の苦悩も思い出されてくる。

 

こだわりの多い今までの時代から、個の目覚めを基本とする新しい時代に移行しつつある今のこの時、心を耕し、新しい芽を待つ今の時期に相応しい演目に感謝さえ覚えた。

 

月組の『きらめく宝石の詩』に続き閉じ込めた暗闇から開放される光を見つけることが出来たような気がして勇気が湧いてくるのを感じました。

星組『愛するには短すぎる』・・・

お別れ公演という事もあり、場内は何時も新鮮だった。

 

何回も観ているとたった4日間の物語なのですがその中に含まれている意味を考えるとだんだんと思考が深くなって行くのを感じ、脚本家が目指す意図のよう なものも見えてくるような気もしてくる。だんだんと澄んでくる気持ちになると多くの人が言っていたのも、演じている人と観る人たちの心の交流が作り出す現 象なのでしょうか。湖月さんらしく寂しさを感じさせないさよなら公演でした。

『ネオ・ダンディズム!』・・・

古きを壊し新しきを求めるという意味があるダンディズム夜空の星を連想しながら踊り七色の光が心を表現しているかのように変化するその中で美しい踊りと歌が広がる。

 

考える事を忘れてただ魅入っている中で、目が覚めるような気持ちになった事がありました。それは、このネオ・ダンディズムはもしかしたら、「美しい国日本」に捧げる心の輪の創造の世界のレビューだという事を想像したときでした。

 

次号につづく