金
06
5月
2011
宝塚歌劇から想像出来る世界 [33] 最終回
2011年5月6日
NPO法人グリーンヘルプジャパン
代表理事 近藤和子
星組 主演・・・柚希 礼音、夢咲 ねね
ミュージカル・ショー
『ノバ・ボサ・ノバ』―盗まれたカルナバルー
作/鴨川清作 演出/藤井大介
ロマンティック・ミュージカル
『めぐり会いは再び』-My only shinin’star-
~マリヴォー作「愛と偶然との戯れ」より~
脚本・演出/小柳奈穂子
はじめに・・・この星組の公演を最後に「宝塚歌劇から想像出来る世界」の連載を終わりにすることにしました。
その理由は、想像出来る世界が目指していた目的が達成されたような気がします。
私が微細な世界を基本とした新しい時代が巡りくることを信じて研究を続けてきた中で・・・過去の文明・文化・歴史・思想・自然界の法則・物理・化学・生物・微生物・政治・・・にはそれなりの好奇心と興味を持ち続けて生きてきました。いろいろな知識が身に付くにつれて……日本には隠された歪められている歴史があることを知りました。
こうしたことが気になり始めたのは、今から、30年も前のことでした。事あるごとに気にしていますと、いろいろな情報が集まり、いつの間にか・・・、歪められていない元の日本に再生することの大切さを感じるようになっていました。人間の知恵によって歪められた出来事は、自然の法則と反することとなります・・・。いつの日か必ず、修正される日が来ることを信じていました。
私の予測では、左脳の時代から右脳の時代に変わり、人々は感受性が豊かになり敏感になっていくという説を信じており、この変わり目がチャンスと考えていました。
その現象は、地球と星座の位置に関係するという・・・。歴史は巡っているので・・・近い過去では縄文の時代がそうだったという。
この感性が豊かになる時、文明は変わるという。日本から生まれるという説を信じています。世界的にめざましく進んできた微細領域を基本とした総合科学の世界こそ新しい文明であると、私は確信しています。
我が国は2000年に、微細領域を含む総合科学の世界を学問と認め、科学技術創造立国をめざすと宣言しています。
こうした社会背景の中で、宝塚歌劇との出会いは8年前の事でした。ある会社が、「清く・正しく・美しく」を基本とした考え方のもとに再生された話を聞きました。 この言葉は、宝塚歌劇創立者の小林先生が提唱され、宝塚歌劇の精神となっています。
最初は、その精神に共感していましたが、雪組の「スサノオ」という作品を観劇した時から、歪められた日本を修正しようとしている思想があるように感じ始めました。 それからは・・・過去の宝塚歌劇の作品を調べているうちに、公演されるすべての作品が何らかの関連がありそれぞれに、意味があるように考えるようになりました。
その間、NPO法人を設立しました。国の活動支援項目の芸術に該当することから、「宝塚歌劇100年を支える会」を作り、続けてきました。その活動報告になればと思い、始めたこの紙面でした。
今回の星組公演での、『ノバ・ボサ・ノバ』は、背景の波とモザイクと立ち並ぶ木々やビルを見ていると、微細な科学は、すべての物質から波長が出ていることを解明し、すべての物質は分子の集合体であり、その分子は素粒子から生まれたという、目で見ることが出来ない世界の営みが基本であるという、総合科学の世界を思い出し、演技からは・・・、今までの時代の感情を全身全霊で発散し、新たなエネルギーの目覚めを・・・、演じているように感じ、花組の青い星が元気に生きれるようにという歌詞。月組のあ・うんで分かり合う言葉のない世界・意味深いレビューとが重なり・・・まるで感性の時代の幕開けを知らせているようでした。
更に『めぐり会いは再び』では、数字・平面・線で表現してきた世界が、立体、3D化しているような内容でした。新しい時代の心理を覗き見たような気がしました。この度「魔法にかけられていた・愛の言葉を受け取れなかった」という歌詞が聞こえた時、「魔法にかけられて」というディズニーの映画とリンクしました。過去も現在も未来も、アニメも映画も、いろいろな物語が出て来るという不思議な内容でしたが・・・真実の愛が感性を育て、真理が人々を導くという。頭の中の何かが緩んでいく感じ、やっと、魔法が溶けるときが来たとも・・・。歪められた日本とは日本人の心の中にある。相手の言葉・感覚・心理に正しく向き合い素直になって生きれば、歪められた魔法から解放されること。
そして、星のエネルギーが後ろから応援してくれることに気づかせられました。
毎公演、脚本・演出家の先生方の奥深さと舞台装置・衣装・色彩・音楽・台詞・歌詞・構成・数字の数々に隠されているテーマには感動しています。更に、生徒さんたちの演技が作品のテーマと共振したときの世界が、観客に伝わるときのすごさにも感動しています。
必ず、歪みは修正されるという、思いを強く抱くことができました。公演を通して時代の先を行く新鮮なエネルギーを届けてもらっていることも実感しております。
月組の初日3月11日に、東日本大震災が起きました。世の中は、大変で心はすさむはずなのに、支援という心から「清く・正しく・美しく」という心が日本中に広がっているような気がしています。海外からの支援情報を聞くとき、被災に会っていない私ですが、感謝の思いで胸がいっぱいになります。
復旧、復興には原発被害を含め長い歳月が必要となることと思います。NPO法人グリーンヘルプジャパンも小さなことから、長期に渡ったお手伝いをさせてもらうことを考えております。小さな支援からも豊かな交流が生まれ、育っております。
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