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2007.09.10
芸術は心のUDです。清く正しく美しくを理念としている宝塚歌劇はスカイステージでも放映しています。
今年から始まった公演を観劇していると何かテーマがあるような気がしました。
そこで、私なりにそのテーマを探ってみましたところ、体内の氣の動きを地・水・火・風・空という世界で区別をしてみた時、何故か共通するような気がして、勝手にそう思って、各組の観劇をしました。その時、感じた事を載せさせていただきます。
月組、花組が終わり、3月〜4月には星組公演でした。
○宝塚舞踊詩「さくら」-妖しいまでに美しいおまえ-
○ミュージカル「シークレット・ハンター」-この世で、俺に盗めぬものはない-
星組の主演男役の安蘭けいさんと主演娘役の遠野あすかさんのお披露目公演でもありました。「さくら」では安蘭けいさんの歌声と踊りを中心に星組全体の終わりを感じさせない美しい演技は辻が花の着物の美しさもさることながら、桜の花をテーマに演じられる数々の踊りは日常の感覚を忘れさせ、身も心も洗われる思いがしました。ひな祭りと端午の節句の中に含まれる意味や花見するシーンでの、民衆の目覚めのような演出には時代を先取りしているような気がしました。
あまりの美しさに表現できる言葉が見つかりませんが、その分だけ、火の感情エネルギーは充分発散出来たように思います。
専科の松本悠里さんの舞い姿もテーマをリードし溶け込みうっとりさせられました。
花見の場面での立樹遙・涼紫央さん達の掛け合いのセンスも楽しいひと時でした。
柚希礼音さんがひとまわり大きく見え、印象的でした。
桜の木は古神道の神木であったとされています。今回宝塚歌劇がさくらをテーマにしたという事は過去のエネルギーの復活と見ることも出来るような気がしました。
「シークレット・ハンター」はカリブ海に浮かぶ島々を舞台に進み、安蘭さんが泥棒・詐欺師役、王家とのかかわりの中で物語は進む、泥棒・詐欺師の変化していく心理状態を実にうまく演じておられました。「さくら」とのギャップに最初は戸惑いましたが海賊の島の踊り、羽を付けて観客から舞台に上がるシーンなどを観劇していると、新しい時代のエネルギーは南の島から鳥が運んでくるといわれる世界とリンクして、うれしさが湧いてきました。赤と白の衣装の中に日本を連想したり、開かれるエネルギーを体感し、生きる勇気のようなものをもらいました。火のごとく燃える公演でした。
次は待ちに待った雪組の主演男役の水夏希さんのお披露目公演でした。相手の娘役は白羽ゆりさんです。
○「エリザベート」-愛と死の輪舞(ロンド)-
私達が支援している水さんのお披露目でもあり、少し興奮気味の観劇でしたが、大作なので見ごたえがありました。
風をテーマとして見ようとしましたが余りにも複雑な内容に感覚までが変わってしまうような気さえしたのを思い出します。トートの水夏希さん、エリザベートの白羽ゆりさん、皇帝のフランツ・ヨーゼフの彩吹真央さんとの心理を考えながら観劇しているとまとまらなくなるので、傍観者の立場を取りながら観劇しましたが、ルキーニの音月桂さんの表現豊かな解説を頼りに思いを深めたのを思い出します。ゾフィーの未来優希さんの演技にはいつも豊かさを感じました。浮気を誘うシーンの踊りの美しさを発見したり、ミルクを求める民衆のコーラスの中に不思議なエネルギーを感じたのは演出家の隠された意図があるようにも思いました。深い所までを読み取る事もできずに終ってしまったように思える公演でしたが、最近DVDを通じて少しづつ理解出来そうな気がして来ました。ウィーン版も観劇しましたが、統治する時代から自治に向う時代背景を感じ取る事が出来たような気がします。社会に影響されながら生きる人々の心理状態に関しては多いに参考になりました。
とにかく、水夏希さんをはじめ雪組の皆様ご苦労さまと声を掛けたくなるお披露目でした。 |
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